身近な製品だからこそ
環境への貢献度がわかりやすい
白石 奏
So Shiraishi
生産技術センター 生産技術部
天理生産技術グループ
工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 2015年入社
◇入社後の経歴
入社後2年間は研究部門で発泡シートの原料開発に従事。そこで学生時代に馴染みのなかった
高分子化学と発泡技術を学び、多くのスキルを習得する。生産技術部門へ異動後は
同原料を使った生産機での試作や製品開発、営業と連携した顧客提案を行う。
現在は、素材に寄らずさまざまな発泡シート製品の開発業務に携わる。
入社を決めた理由
環境に貢献できる仕事がしたくて、BtoBメーカーを中心に就職活動をしました。発泡製品と自分の研究分野は直結していなかったのですが、手掛けている製品群の多さや普及率の高さ、そして何より身近な製品だからこそ、環境への貢献度がわかりやすいという点に魅かれて当社に決めました。
生産技術の仕事とは
発泡ビーズや発泡シートといった自社製品の生産能力向上や新規アイテムの量産化、ユーザーからの要望を実現するために必要な開発など、会社の利益に直結する仕事です。生産面では、不良品削減や生産量アップ、生産拠点の拡大に携わり、開発案件では、軽量化や環境貢献製品の創出、研究所テーマの量産化といった業務を担当します。
仕事の進め方
現在は、生産設備や実験機での試作テスト•検証が多く、いかにスムーズに手戻りなく完遂できるかが重要です。事前に計画や段取りを行い、事後は評価と次の打ち手を検討する、この一連の流れを日々繰り返します。基本は朝9時のミーティングで一日のスケジュールをグループ員で共有しますが、フレックスタイム制度も利用して時間を有効に活用しています。
記憶に残る仕事での経験
入社3年目の頃奈良から東京の大手顧客先に1人で出向き、新製品の開発担当技術者としてプレゼンする機会が何度かありました。まだまだ勉強不足でとても不安でしたが、誰にも頼れない環境だからこそ気付けたことも多く、1人で任せてもらえたことに今は感謝しています。
今後の目標・将来のなりたい姿
入社して7年が経ちましたが、まだまだ知らない世界が多いと感じます。現状に満足せず、従来技術に何かプラスするくらいの気概で知見を広げていくこと、そして自分の携わった製品を世の中に送り出していくことが今の目標です。
大切にしていることや座右の銘
「幸せはいつも自分の心が決める」という言葉を大切にしています。どんな仕事でも自分の気持ちの持ち方ひとつで、楽しくも苦しくもなる。同じことであれば、面白いと思って仕事に取り組みたいと思っています。