INTERVIEW~みなさんへメッセージ〜
当社のエンジニア像
地球規模の課題解決に取り組み、
環境リーディングカンパニーを目指す
当社のエンジニア像について
生産技術センター長の浅野がお話しします。
浅野 泰正
Yasumasa Asano
生産技術センター長
技術部門として学生に求めたいもの
当社は、日本初の国産技術により発泡プラスチックスを製造・販売するパイオニア企業として1959年に設立し、人々の暮らしを支え、産業発展に貢献する製品やサービスを創出することで成長してきました。現在は、素材開発から成形加工、最終製品の供給まで対応できる一貫体制を確立し、断熱性や軽量性といった素材の特性を活かした用途開発を推進しています。私も一人のエンジニアとして、技術の最前線でフードロス削減や物流の省エネルギー化といった社会課題の解決に携わってきました。
近年は、環境製品としての発泡樹脂が注目され、当社への入社を希望する方もいます。その期待に応えるよう、これまで培ってきた技術力を基盤に、環境リーディングカンパニーとしてサステナブルな社会実現の貢献を目指しています。そのため当社に興味をもってくださる学生の皆さんには、積水化成品の製品や企業ビジョン•グローバル事業•持続可能社会への取り組みといった企業活動や業界動向に対する理解を深め、入社後に何をしたいかの具体的イメージを持っていただきたい。もし、その企業研究の過程で確認したいこと、疑問点などが出てきた場合は、どんなことでも遠慮なく質問していただきたいと思います。
自分で考え提案し、自ら進んで行動していく文化
「全員経営の実践」という言葉が当社の経営理念の中にあります。ここでいう全員経営とは、トップダウンによる指示で動くのではなく、自分で考え提案し、自ら進んで行動していくことを意味しています。そのため、企業カルチャーとして1人ひとりの個性や個人の強みを伸ばすための相互研鑽が推奨され、誰に対しても自由に上下の区別なく意見交換することを是とする伝統があります。
だからこそ化学系の企業である当社においても、機械・電気系出身のエンジニアが国内外のあらゆる生産技術や設備設計の分野で、その持てる能力を十分に発揮し、業界内での技術的な優位性の確立に貢献しています。将来的にもリサイクル技術のさらなる向上には設備技術の改善が大きなテーマであり、導入を進めているIoTやDXの推進といった場面で、機械・電気系出身者の現場・現物・現実を知る好奇心と問題解決における論理的な思考には、大きな期待が寄せられています。
モノづくりにおける真のプロフェッショナル人材へ
モノづくりにおいては、安全が最優先。その上で、製品の品質を保証し安定供給することが大切です。そのため生産技術•設備技術部門では、生産現場の安全を考慮した上で5年、10年先を見据えた革新的な技術の創造が必要になります。だからこそ、新人エンジニアには生産現場を知ることも含めて、真の意味でモノづくりにおけるプロフェッショナル人材へと成長してもらいたいと考えています。
入社してから3年間は先輩社員が指導役としてフォローをしながらOJTで基礎的な業務を覚えてもらいますが、そこから先については新規工場の立ち上げといったプロジェクトも含め、どんどんと大きな仕事を任せていきます。国内のグループ会社や海外のプラントでの仕事も多く、出張ベースで現地に出向いたり、現地駐在することも少なくありません。厳しい環境で苦労することもあると思いますが、一段上の仕事に挑戦することで大きく成長していく彼らを見るのは、とても頼もしいものです。将来のエンジニアを志望する皆さんにも、その可能性を大きく伸ばせる環境下で、エンジニアのプロフェッショナルを目指してもらいたいと思っています。