INTERVIEW~みなさんへメッセージ〜

理想の環境づくりに向けて

社員一人ひとりが個々の能力を最大限に発揮し、
活躍できる環境の実現に向けた人事部門の取り組み
について、人事労務部長の奥野がお話しします。

奥野 誠

Makoto Okuno

管理本部 人事労務部長

求める人物像

私たちは、当社の発展を支えてきたカルチャーやDNAが、ビジョン実現に向けての基本的かつ重要な要素であると考えています。特に、これまで受け継いできた「全員経営」というカルチャーは、会社の成長を支える企業文化として、今後も伝承し続けていく必要があると認識しています。
社員一人ひとりが「全員経営」に共感して実践するために、当社は積水化成品グループが求める人材像を「5つの資質」として設定し、この資質を伸ばしていくことに挑んでいます。いずれの資質も大切ですが、自分の「強み」と言える力を身に付けることからスタートし、自発的に取り組む人材になって欲しいと考えています。

<積水化成品グループが求める人材像>

1. 思いを持つ
高い目標達成と人を育てることに強い思いを持つ人材

2. 創造力
既成概念にとらわれない柔軟な発想で、創造・革新につながる構想力を持つ人材

3. 自立心
何事も当事者意識を持って自分で考え、考え抜いて判断し、責任を持って行動する人材

4. コミュニケーションカ
どんな場面でも自らの考えを明確に伝えることができるとともに、
相手との意見交換により周囲を巻き込める人材

5. 実行力
目標達成に向けた具体的な計画を立て、素早く率先垂範して行動し、結果を出す人材

多様性の実現

私たちには「働く者の幸せのために」という創業の精神があります。当社で働く人材が幸せだと感じるために大切なのは、会社のビジョンと個人のやりがいが合致することだと考えています。多様な価値観を持つ人材が、仕事にやりがいを持って前向きかつ柔軟に働けるような取り組みを進めています。

ダイバーシティ推進では、2019年より「女性活躍推進・次世代育成支援行動計画」を策定した上で啓発活動を実施し、女性採用を積極的に進めています。現在、採用人数に占める女性の割合は20%ですが、社内での存在感は高まりつつあります。例えば営業職では、これまでにない観点でお客様に提案を行い、新たな商圏を開拓しています。女性が少ない業種でも営業職の人材の数が徐々に増えてきており、また外国籍社員が執行役員に就任するなど多様な人材が活躍する環境が整いつつあります。今後も多様な人材を積極的に登用するなど、より一層のダイバーシティを推進していきます。

働き方改革の推進

働き方改革については、社員一人ひとりのライフステージや価値観などを尊重しつつ、多様で柔軟な働き方を実現するためにさまざまな制度の導入や見直しを行っています。在宅勤務制度の導入はフレキシブルな働き方を可能にしますし、育児休業や介護休暇などの制度は自分らしく働き続けるためのサポートになると考えています。また、高い技能をもつ高度人材の育成・活躍支援として「専門職制度」を導入しています。(2021年度までに法務職や技術職などで5名が認定)

その他、社員エンゲージメント向上の施策として、従業員満足度調査やフォーラムを実施し、職場環境の改善や人事制度の見直しにつなげています。社員一人ひとりが能力を最大限に発揮し、活躍できる環境の実現に向けて、これからも「多様な働き方」とは何かを自問自答し、さまざまな視点や考え方を踏まえながら積極的に取り組んでいきます。