~先輩メッセージ~

他部署との連携や国プロへの参画、


海外赴任で視野を広げ、幅広い知見を得てきた。


すべての経験を糧に、新しいものを世に送り出す

田積 皓平

Kohei Tazumi

台湾積水化成品股份有限公司 製造部
生産・品質管理グループ

化学工学専攻修了 2011年入社

◇入社後の経歴

入社以来、研究所に所属し、新素材開発に向けて、新規樹脂の発泡や量産化プロセスの開発、
技術開発と原理の解明など、発泡製品に関する基礎研究を行う。
政府研究開発プロジェクト(国プロ)への参画として出向し、
国立研究開発法人産業技術総合研究所と協同で行われた研究素材開発にも従事。
2022年から台湾積水化成品に赴任し、
生産現場での生産・品質管理を担っている。

People

入社の決め手

大学院では発泡体を作る研究室に所属していましたので、なじみのある分野でした。若いうちから自発的に仕事に取り組め、さまざまな仕事を経験でき、自分自身の成長につながると思えたことが大きいです。100年ビジョンや、皆で同じ目標を持ちつつ個々人が経営者目線で考えていく「全員経営」というグループカルチャーにも惹かれました。

現在の仕事内容は

台湾積水化成品の工場にて、これまでの業務とは異なる生産管理や品質管理に従事しています。
生産面では、出荷に向けた生産計画の立案や各工程のスケジュール管理、製品・原料の在庫管理に携わっている一方、品質面では、品質維持に向けて安定的に生産を行うための改善に取り組んでいます。ナショナルスタッフと上手く意思疎通を行っていくことが、業務を遂行する上で重要になるため、積極的なコミュニケーションを心掛けています。

海外赴任こぼれ話

中国語が堪能な上司とは異なり、中国語がおぼつかない場合には、翻訳アプリや筆談も加えて、ナショナルスタッフとの意思疎通を図っています。言葉の壁に加えて国民性や文化の違いもあるため、相互理解に時間を要することもありますが、だんだんと考え方や仕事のやり方も分かってきました。単身赴任で家族に会えない寂しさはあるものの、台湾で盛んなマラソンに一緒に参加するなど、日本ではやっていなかったことにもチャレンジし、現地での生活を楽しんでいます。

自身が成長したと感じるエピソード

研究所で技術開発がうまく進むと、量産化や製品の安定性、新規設備導入など、ステージごとに検討すべき内容が急激に増え、部署の垣根を越えて協力を仰いでいました。案件が進むほどに関わる人も増えるため、他の関係部署との協力体制を築くことの大切さを実感しました。
また、国プロへの参画として、国立研究開発法人産業技術総合研究所と協同で行われた研究開発に1年半出向した際は、最先端の研究に携われたことに加え、他社の方たちと触れ合うことで視野が広がり、よい経験になりました。

今後の目標

研究開発から生産管理まで、幅広い分野の知見を持ち合わせた技術者になりたいと考えています。その上で、今ある自社の技術を深堀し、とことん追求して理論を構築し、技術を応用・発展させて、新しいものを世に送り出したいですね。現在、台湾で幅広い業務を経験できているので、駐在を経験することも良いと感じています。